悩みを抱えた中高年を定点観測
kianpou中高年 金融・保険 製品 2017年07月22日 01:00

悩みを抱えた中高年を定点観測

本書で取り上げられる中高年男性の悩みは結婚、育児、介護、老い、仕事と、いずれも一般的なもので、正直それほど目新しいとは言いがたい。それこそ週刊紙はしょっちゅうこういったネタで特集を組むので、本書もその類だろうと思ってしまう人がいるかもしれない。しかし、その認識は正しくない。 本当に取材したのかすらあやしい煽るのが目的な週刊紙の一発ものの記事と本書とでは、取材の質・量に圧倒的な差がある。

僕がまず本書ですごいなと思ったのは、取材の期間だ。本書では、ひとりの人物に対して5年から10年かけて継続的に取材が行われている。ある程度の長い時間軸で取材対象を定点観測することで、単発で取材しただけでは到底わかりようのなかったことが見えてくる。

たとえば、本書に出てくるある男性は、2004年には「俺は結婚できないんじゃなくて、結婚しないんだ」と豪語しているが、2007年になると結婚情報サービスに入会するようになり、2008年の婚活ブームでは手当たりしだいサイト上の女性に「申し込み」を行うようになる。その後もいろいろあって面白いのだが、 続きは本書を読んでもらうとして、とにかくこのような定点観測的な取材は時間も労力もかかるので、なかなかできることではない。
決して他人ごとではない中高年の悩み
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本書は中高年の抱える問題の切り口を結婚、育児、介護、老い、仕事といった形で整理しているが、実はこれらは各々が独立して存在しているわけではない。たとえば介護で深刻な悩みを抱える人はそのために仕事を辞めなければならなかったり、結婚を諦めなければならなかったりするなど、各々の悩みは連鎖し重層化する構造になっている。これは、結婚、育児、介護、老い、仕事のどれかひとつでも問題が生じると、芋づる式に人生がつらい局面に変化していくことを意味している。

仕事をしながら家族と共に生きていこうと考えるなら、上述の問題はだれもが無縁ではいられない。そういう意味で、本書に載っている数々の事例は、いずれも他人ごとではありえない。仮に今はまったく問題ないとしても、あと10年もすれば同じような状況に立たされる可能性は否定できない。その時に自分はどうやって問題に対処していくのか、本書を前に僕は深く考えこんでしまった。

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